女性の悩みの種である皮膚トラブルの一つ・しみにはいくつかの種類があり、その中でも厄介なものとして知られているのが肝斑です。肝斑とは日本人のような皮膚の人に出来やすく、特に肌が色黒い人にできやすいと言われているしみのひとつであり、原因としては一般的に言われている紫外線のほかにも女性ホルモンが影響していると言われています。そんな肝斑治療にはほかのしみと違う特徴があり、レーザー治療や光治療を行うと治療どころか悪化させてしまうことが多いという点があります。そのため、通常のしみ治療で用いられるレーザー治療や光治療は肝斑治療の場合は禁忌とされています。
最近では出力の弱い特殊なレーザー治療であるレーザートーニングが利用できるようになっているので一概に禁忌と言う訳ではないようですが、基本的にはレーザートーニング以外の医療機器での治療はできないと言われているようです。では、レーザートーニングだけが治療方法なのかと言うとそうではなく、肝斑治療は一般的には内服薬で治療するのが基本であるとされています。と言うのも、肝斑に効果が高いとされている内服薬が存在しており、それを定期的に内服していくことによって徐々に肝斑を消すことが出来るようになっています。副作用なども無く気軽に利用することが出来るため、肌が弱い人やアレルギーがある人でも安心して利用できることから、厄介ではありますが治療しやすいと言われているのが特徴です。