肝斑はほかのしみと違って原因となるものが紫外線だけではなく、ストレスや女性ホルモンの乱れなども含まれています。そのため発生する理由が人によって異なっているため、肝斑治療のポイントとしてはまず原因によって治療方法が異なってくると言うところにあります。肝斑治療はメインとしては内服薬が中心となっていますが、それ以外にも最近では低出力のレーザーを照射するレーザートーニングなどの新しい治療方法も確立されるようになってきており、治療の選択の幅も広がってきています。なので、実際の治療に関しても１つの治療方法で行うのではなく、複数の治療方法を組み合わせて実施すると言うスタイルが増えてきているようです。
ただしこれは同時に実施すると言うわけではなく、施行前に行う導入的なもの・実際に施行するもの・施行後のクールダウンとして用いるものなどの三段階に分かれており、レーザーなどの本格的なものを中心としてビタミン導入やケミカルピーリングをその前後に持ってくるということが多いようです。そして肝斑治療に欠かせないのがホームケアであり、医療機関で治療する場合であっても複数通院する必要があるので、次の通院までの間に治療した状態を維持するためのケアを自分たちでする必要があります。簡単に言えば日焼けをしないようにUVケアをしたり、ストレスを溜め込まないようにする、生理などの女性ホルモンの変動があった場合は通院を控えるなどがあります。