肝斑には飲み薬や外用剤といった治療法がありますが、中でも皮膚科で行われている肝斑治療では、内服薬による治療法が主流になっています。では、まずその内服薬にはどのような成分が含まれているかというと、抗炎症作用や抗アレルギー効果、止血効果を発揮することができる成分が含まれています。この成分は肝斑治療だけではなく、じんましんや湿疹、扁桃腺、口内炎などの治療にも用いられている成分でもあります。この成分が肝斑の改善にどのように役に立つのかを知る為には、まず肝斑を発症するメカニズムを知っておく必要があります。
肝斑の原因としては、シミのもとになっているメラニンを作り出す細胞を活性化する働きが活発になることにより引き起こされると考えられています。ですから、このメラニンを引き起こしているメラノサイトを活性化させている酵素の働きを弱めるための薬が必要になってくるということが考えられます。肝斑治療に用いられる薬は、最近の臨床試験のデータの結果、肝斑に効果的であるということが認められ、ここ数年で医薬品として販売されるに至りました。ですから、肝斑治療の内服薬は町にあるドラッグストアや薬局などでも簡単に手に入れることできるようになっています。
ですから、もしもこれから肝斑治療をしたいと考えているのであれば、一度内服薬を試してみるとよいかもしれません。他にもレーザー治療という方法もありますが、肝斑に関しては、レーザー治療もそれほど有効ではないといわれています。